さて、今年もこの季節がやってまいりました。
結論から申し上げます。敬老の日の手作りプレゼントは、ダイソーやセリアの材料だけで「飾れて使えるもの」を作れば、低予算でも心から喜ばれます。
わたくし、季節の語り部こよみ屋が、季節を大事にしたいあなたへ、100均素材で作る敬老の日の手作りレシピを、由来やマナーまで添えてご案内いたします。
なお、敬老の日は毎年9月の第3月曜日。2025年は9月15日(月・祝)でした。年によって日付が動きますので、最新の日程は必ずカレンダーや公式情報でご確認くださいませ。
敬老の日の手作りプレゼントは100均でいくらかかる?
まず、いちばん気になる「お金」のお話から。
結論、画用紙・絵の具・筆・シール・紙テープといった基本の材料は、ほぼ100均でそろいます。
額縁(フォトフレーム)だけは100円ではなく300円ほどの商品が中心ですが、それでも全部合わせて500円〜700円程度で立派な一品に仕上がります。
知っておくと、ちょっと得をするのが「100均の品質は年々上がっている」という事実。
絵の具も画用紙もきちんとしたアートに仕上がりますから、「安いから見栄えが悪い」という心配は、もう過去の話と考えてよいでしょう。
ちなみに敬老の日プレゼントの一般的な相場は3,000円〜5,000円とされますが、孫世代からの贈り物はもっと手頃で構いません。
あるアンケート調査でも、孫からの贈り物は「1,000〜3,000円くらい」が最多。
つまり、手作り×100均という選択は、相場から見てもまったく失礼ではない、むしろ気持ちが伝わる賢い方法なのです。
幼児でもできる100均「手形アート」の作り方は?
小さなお子さん(お孫さん)がいるご家庭に、わたくしが真っ先におすすめしたいのが手形アートでございます。
結論、手にインクや絵の具をつけて画用紙にぺたんと押すだけ。シンプルだからこそ、幼児でも楽しんで作れます。
お相撲さんの手形色紙を思い浮かべていただくと、イメージしやすいかと存じます。
ただ押すだけでも成長の記念になりますが、少し描き足すと、ぐっと作品らしくなります。
- ゾウさん:子どもの親指を「鼻」に見立て、目や耳を描き足すだけ。人気でいちばん簡単です
- フラミンゴ:親指を「首」に見立てて描き足すと、優雅な一羽に
- 花束:両手の手形をとり、紙テープで花束の包みを作って添える
保育園で作ってくる作品には、手形をチョウチョの羽に見立てたものや、たこの足にした斬新なものもあるそうで、アイデア次第で何にでも化けるのが手形アートの面白さです。
材料は画用紙・絵の具・筆、そして300円ほどの額縁、デコレーション用のシールや紙テープまで、すべて100均でそろいます。
これは単なる工作ではなく、「その年その月の手の大きさ」を写し取る記録でもある——わたくしはそこに、いちばんの価値があると考えております。
「飾れる+使える」100均アイテムの手作りレシピ

もう少し実用的な一品を、という方へ。
結論、おすすめは「飾れて、しかも使える」もの。お部屋に置けて日常でも役立つと、長く愛用してもらえます。
その代表が、保育士ママ・さやっきーさんが紹介して反響を呼んだプールスティックのコスモス風メモクリップです。
セリアのピンクのプールスティックを薄く輪切りにし、指に巻きつけるように丸めると花びらに。
花の中心には大きめのポンポン(ダイソー)を、固定にはラッピングタイ(セリア)を使い、付箋(ダイソー)を添えれば完成です。
接着はグルーガンがいちばん丈夫ですが、ない場合は幅広の透明両面テープでも代用できます。
知っておくと、ちょっと得をするコツがこちら。
- 薄く切るときは、お菓子の筒容器(チップスターの空箱など)に添えると安定し、ケガ防止にもなる
- 高齢の方は手が乾燥したり握力が弱かったりするので、つまみやすい大きめサイズに仕上げる
- 付箋に「お薬の時間メモにどうぞ」と一言書くと、実用性が伝わって喜ばれる
このほか、SNSでは丸シールを折り重ねて立体的な花束に見せるアニバーサリーカード、折り紙とリボンで作る「お守り風ギフトタグ」、セリアのプラ板にイラストやドライフラワーを閉じ込めたキーホルダーなど、100均発の手作りアイデアが数多く共有されています。
いずれも材料費はわずか。けれど「これ、手作りなの?」と驚かれる完成度になるのが、今の100均素材の底力でございます。
お菓子・手紙・しおり…500円以下の手作りギフトも
工作が少し苦手、という方もご安心を。
結論、500円以下でも心に残る手作りギフトはたくさんあります。
- 手作りのお菓子セット:クッキーやマフィン、パウンドケーキ。100均のかわいい包装紙とリボンで特別感を
- フォトカード:お気に入りの写真を台紙に貼り、メッセージを添えるだけ
- 手作りのしおり:読書好きな方へ。ラミネートやリボンで上品に
- 感謝の手紙:いちばん手軽で、いちばん心に残る贈り物
- ミニ観葉植物:サボテンや多肉植物は手入れも簡単
なかでも手紙は、手書き文化に親しんだ世代にこそ響くもの。
普段は照れて言えない言葉も、便箋に綴れば、まっすぐに届きます。
これは「モノ」ではなく「気持ちそのもの」を贈る行為——わたくしは、ここに敬老の日の本質があると感じております。
知らずに失礼に?敬老の日の手作りで避けたいNG
さて、ここで一つ、知っておくと、ちょっと得をする——いえ、知らないと損をする大切なマナーを。
結論、年配の方は縁起を重んじる方が多いため、手作りでも「題材」には少しだけ気を配りましょう。
一般に敬老の日で避けたほうがよいとされるのが、次のようなものです。
- 寝具・パジャマ:「寝たきり」を連想させる
- 鉢植え:「根付く=寝付く」に通じる(花は花束やアレンジメントで)
- お茶・ハンカチ:弔事や「手切れ」を連想させる
- 靴・靴下・下着:「踏む」「下に見る」イメージにつながる
ここで一つ、わたくしなりの視点を。
100均の「高齢者に喜ばれるグッズ15選」では靴下も人気アイテムとして挙げられていますが、上のマナーでは靴下は避けたい品にも数えられます。
つまり、市販品をそのまま贈ると、こうした「縁起の解釈」で悩むことになる。
ところが手作りの手形アートやフォトカード、花のメモクリップであれば、こうしたタブーをほとんど気にせず贈れるのです。
これは個人的に、手作りギフトが持つ見落とされがちな強みだと考えております。気持ちを込めた一点物は、忌み事の連想とは無縁の場所にある、というわけです。
なお、より丁寧にするなら、のし紙は紅白の蝶結び。「敬老の日は何度あってもよいお祝い」なので、結び直せる蝶結びがふさわしいとされます。
100均手作りギフトをめぐる、わたくしの考察
ここからは、季節の語り部としての私見を少し。
近年、敬老の日の贈り物が「高価さ」から「気持ちの伝わり方」へと、静かに軸足を移しているように感じます。
調査では、もらってうれしいプレゼントの第1位は「自分の好みをわかって選んでくれたもの」でした。
価格ではなく、「自分を見て選んでくれた」という事実こそが、何よりの喜びだという声です。
この潮流を踏まえると、子どもの手形やお孫さんのメッセージほど「あなたのために」を体現する贈り物はないでしょう。
世界に一枚しかない手形アートは、お金で買える既製品が逆立ちしても勝てない、唯一無二の価値を持っています。
さらに筆者として注目したいのは、100均DIYの担い手に保育士や保育教諭といった「子どもと作るプロ」が増えていることです。
握力や手の乾燥に配慮する、つまみやすい大きさにする——こうした実用の知恵が共有されることで、手作りギフトは「自己満足の工作」から「相手目線の贈り物」へと進化しつつあります。
これは今後ますます広がる流れだと、わたくしは見ております。
今後の見通しを一つ。
物価が上がるなか、「低予算でも気持ちは満点」という手作り×100均の価値は、これからさらに見直されていくはずです。
大切なのは、完璧な仕上がりより、一緒に材料を選び、手を動かした時間そのもの。その記憶こそが、贈った側にも贈られた側にも残る本当の宝物だと、個人的には考えております。
まとめ
敬老の日の手作りプレゼントは、100均素材だけで「飾れて使えるもの」を作れば、500円前後でも十分に喜ばれます。
幼児には手形アート、少し凝るならプールスティックの花メモクリップ、工作が苦手ならフォトカードや手紙——どれも材料はダイソーやセリアでそろいます。
縁起のタブーを気にせず贈れるのも手作りの強み。日程は年で動くため、最新は必ずご確認を。
今年は、世界に一つだけの一品で、感謝を伝えてみてはいかがでしょう。
よき季節を、お過ごしくださいませ。
よくある質問
敬老の日の手作りは、いつ頃から準備するのがベスト?
絵の具を乾かす、額に入れる、といった工程を考えると、1〜2週間前から少しずつ進めるのが安心です。手形アートは乾燥に時間がかかるので、早めの仕込みがおすすめです。
不器用でも100均素材で作れますか?
はい。手形を押すだけのアートや、写真を貼るだけのフォトカード、手紙なら特別な技術は要りません。グルーガンがなくても幅広の両面テープで代用できます。
子連れ・幼児と一緒に作っても大丈夫?
むしろ最適です。手形アートやシール貼りは小さなお子さんも楽しめます。絵の具やビー玉などの誤飲には十分ご注意のうえ、安全に楽しんでくださいませ。


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